ひとりの患者さんとの出会いから
認定看護師取得へ
呼吸器病センター(内科)病棟 中堅 Aさん
学びたい気持ち、スキルアップを全力で支えてもらえます
新卒で入職し、現在は8年目になりました。
都内で勤務先を探していたなかで、教育研修体制が充実し整っている当院に魅力を感じて応募、現在に至ります。新卒採用人数が多く、一緒に頑張れるということも大きな要素でした。当初は脳神経外科を希望していましたが、血液内科に配属となりました。今思えば脳疾患ではダイレクトに症状に現れることに興味を覚えたことが希望理由だったのですが、血液内科でも現在の呼吸器内科でも脳外科の患者さんが来られるので、広く看ることができること、オールマイティに看られることを思えば、脳外科に拘るよりももっと知識を深めたいという思いになりました。
新人の頃にプリセプターだった先輩と新人教育担当の先輩のお二人が私の目標になっています。仕事ができ早い、患者さんにも自分たち新人にも優しい素晴らしい先輩方で、私もそうありたいと頑張ってきました。今はまだまだですが、これからがん化学療法認定看護師の取得を考えているので、スキルアップをしながら、少しでも近づいていきたいと思っています。
認定看護師としての自分をイメージしながら
認定看護師取得を目指すきっかけになったのは、30代女性の白血病の患者さんです。小学生の時から長かった髪の毛が入浴後一気に抜けてしまったことがあり、その時に担当ではなかった私のことを呼んでくれました。脱毛については事前にパンフレットを使って説明はしていたのですが、その場では何も声をかけることができませんでした。もっとできることがあったのではないかという後悔がとても大きく、もっと頑張らないとという思いから認定取得に気持ちが動きました。そこから計画的に動き、来年から教育機関に入ることが決まっています。この挑戦への快諾や推薦、半年間のがん化学療法室での勤務、がん患者さんの多い呼吸器内科への異動など、いろいろな面でサポートしてもらっています。
看護師として、先輩として
私は常に、患者さんに寄り添った看護を実践していきたいと思っています。急性期病院で忙しいということもありなかなか難しいところも多いのですが、そういった中でも、自分がどれだけ患者さんを理解し、患者さんやご家族を中心に考えながら、患者さんの思いや心に寄り添えるかが大事だと思っています。
安心して任せたいと思ってもらえる看護師になりたいです。新人さんに対しては、優しく先輩、話しかけやすい人でありたいと思っています。
これから当院へ新しく入職される方たちとも皆で力を合わせ、一緒に頑張っていきたいと思っています。